20代

お互いを知らずに失敗してしまった恋愛が、何気ないきっかけや時間が与えた余裕で復縁した体験談

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必要だったのは何気ない時間でした

私が大学生だった頃、高校生の頃から憧れだった軽音サークルに入り、そこで同級生で同い年だった一人の女の子に一目惚れしてしまいました。

お互いに大学に入りたてで浮かれていたのか、同じ地方から上京してきたなど境遇が似ていることもあり、すぐに打ち解け1ヶ月もしないうちに交際がスタートしました。
最初の頃はメールなんて毎日してたし、一人暮らし同士だったので半同棲生活が続きそれはもう幸せでした。

しかし、一緒に過ごす内に、些細なことからお互いのズレを感じてそれが積もり積もって喧嘩をしてしまい、2ヶ月もしない内に分かれてしまいました。
寂しい気持ちに苛まれましたが冷静になって考えてみると、付き合うにはお互いに知らないことが多すぎたんだと思います。

その後同じサークルという事もあり、気まずくなっては周りに迷惑ということで表面上はお互い気のいい友達を演じる事となり、だんだんと接点も減っていきました。

それから2年が経った頃に文化祭でライブをすることになり、運命のイタズラか、その頃殆ど会話もすることがなかった元カノとバンドを急遽バンドを組むことになったのです。
とは言ったもののすでに気まずさなどは無く、元々話が合うもの同士だったのですぐにまた打ち解けました。
あの頃に比べお互いに余裕があるのか、昔付き合っていた頃には話さなかったようなくだらない事や冗談を言い合うようになりました。

そして、あの頃より少し大人になった彼女の一面だったりを見たりしているうちに、また彼女に惚れている自分に気が付きました。
思い切って気持ちを伝えると、彼女も同じ気持だったそうです。

なにより時間がまたお互いを引きあわせてくれたのだと思いますが、私達の場合は最初にお互い知らずとも付き合った事も結果的には良かったんじゃないかと思っています。

【辻上 勇揮さん/男性/26歳】

       
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