体験談

愛よりも夢を選んで復縁に失敗した体験談

purpose

夢か愛か…私が本当に求めていたものは

夢を叶えるか、女性としての幸せを選ぶか。
13年前の私は迷った結果、自分の夢を選びました。

卒業を機に学生時代に付き合っていた彼と別れてから3年、昔からの夢であったフリーの翻訳家として私はなんとか暮らしていました。
収入が少なくアルバイトと平行しながらの作業だったので、寝る暇がない日も何度もありましたが、いつか有名な作家の本を翻訳することを目標に毎日を過ごしていたのです。

そんな時に大学の同窓会のお知らせを受け取り、気分転換に参加してみることに。
お金が無いながらも精一杯のお洒落をして会場に行くとそこには学生時代の彼の姿が。

久しぶりの再会で昔話に花が咲き、後日お食事をする約束までしましたが、社会人としてすっかり立派になった彼と相変わらず夢にしがみついている私とを比べて引け目を感じていました。
しかし、そんなことを気にせずに接してくれる彼と過ごしていると、学生時代の楽しかった毎日を思い出して心惹かれていったのも事実です。
その思いは彼に会う度に強くなり、彼も私に好意を抱いてくれているようでした。

そして何度も彼とデートを重ねる内に、「君とやり直したい。結婚を前提に付き合って欲しい」と言われたのです。
それだけだったなら私も喜んで返事ができたのですが、結婚したら仕事を辞めて家庭に入って欲しいという彼の条件に私は頭を抱えました。
すぐに結論を出すことなどできず、「しばらく考えさせて欲しい」という言葉だけをどうにか絞り出すと、半ば逃げるように立ち去り帰宅。

“不安定な暮らしだけど夢を目指して頑張るか、彼と一緒に幸せな家庭を築くか…彼のことは好きだし、いずれは結婚もしたい。だけどやっと夢を叶えて翻訳家になれたのにこんなところで投げ出してしまっていいのか。”

私の中で2つの意見が堂々巡り。答えの出ない自問に途方に暮れているところに1つの依頼の電話が…なんと大物作家の短編集翻訳の依頼が来たのです。
その依頼は悩んでいた私の背中を押すには充分過ぎるものでした。

結局、彼の申し込みを断った私は未だに独身ですが、仕事も軌道に乗り、後悔はしていません。ただ、あの時彼と結婚していたらどうなったんだろう…とは今でも時折考えます。

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