復縁占いを信じる?信じない?バーナム効果と心理的要素
バーナム効果に代表される心理的な要素で当たる占い!?
バーナム効果という言葉をご存知ですか?
バーナム効果とは、誰にでもあてはまるような言葉や漠然とした文章を
「自分のことかもしれない!」
と思ってしまう心理効果のこと。
起源についてはいくつかの説があるのでここでは省きますが、このバーナム効果を利用すると
・仕事での交渉を有利に導く
・相手に好意を持ってもらう
・凄く当たる占いだ!と思わせる
というようなことができるんです。
実は世の中には、このバーナム効果を利用したものがたくさん。
人間関係を有利に進めるため、あるいは好意を持ってもらうため、それとは知らずに使っている場合もあります。
占い師の中にはこのテクニックを利用して、話術巧みに絶対に当たる占いをしている人も……。占い師を見抜くテクニックをお伝えします。
占い師?が使う当てるための心理テクニック
先ほど挙げたように、占いはこのバーナム効果を利用して
「あの占い師はすごく当たる!」
という評判を築いている場合があります。復縁占いもご多分にもれず。
例えばこんな感じです。
良く当たると評判の占い師に復縁占いをしてもらうと……。
「カレはワガママなところもあるけど、本心は気が弱いところもあるのよね」
ここでミソとなるのは「ワガママ」「気が弱い」と断定しているのでなく「ワガママなところがある」「気が弱いところもある」と言っているところです。
断定されると「そんなにワガママでもないな」となってしまいますが、「こういう部分もある」とひとつの要素になっているので、
「たしかに、カレはワガママなところもあるし、気の弱いところもあるなぁ…」
と納得してしまうんです。
「それに、カレは優柔不断なところがあって、これだって決められないことがあるんじゃないかしら。でも、いざと言う時は決断が早いのよね」
これも、優柔不断と決断が早いという正反対のことを言っているのですが、
「~なところもある」
「いざと言う時」
というような曖昧な表現を使うことによって、
優柔不断、決断が早い、どちらの個性でもあてはまる話になっているわけです。
バーナム効果を分かりやすくするためにとてもカンタンな例を挙げましたが、実際はもっと巧妙です。占い師は、人の態度から探りを入れつつ話していきます。占いに来る人は、占いルームの独特な雰囲気や、占い師のファッションなどもあいまって、当たりそうだという気持ちになっていますし、「当たって欲しい」という前提もあります。
疑り深い人でも、こうであって欲しいという心理的なバイアスもかかっていますし、信じたいことを信じてしまうので、占い師にこのような言い方をされると、
「すごい、ずばりと言い当てられてしまった」
となる方が多いんです。
絶対に当たるように仕組まれている?!
こういった心理を利用すると、当たるように仕組むことができます。
「カレは内心あなたとの破局を痛手だと思っている部分があるわ」
と言われれば、相手がそんなそぶりを見せていなかったとしても、
「カレもそう思ってくれているんだ」
となりますし、
「復縁できるかどうかは、あなたの気持ちの強さ次第よ!」
という曖昧なアドバイスでも
「そうか、わたしが気持ちを強く持たなくちゃ!」
と受け止めてしまうのです。
カレといつなら復縁できる可能性があるか、という質問に対しても、
「4月中旬に入ってからがいいわね。転機を迎えているから」
のように、卒業や入学などの新生活を始める人が多く、一般的に転機になりやすい時期ですよね。
「6月になるまで待って、その頃には落ち着くはずよ」
これも、先ほどの4月のドタバタが、6月頃にはひと段落する頃……。誰にでも当てはまりやすい話です。
また、
「7月前半は積極的に出てみるといいわ、彼とは散歩は良くしてたんでしょ?」
夏になると開放的な気持ちになりますし、外に行こうかなという気持ちになる人は多いでしょう。
実際には、4月、6月、7月、いつアプローチをしようが外れようはありません。
なぜなら、
「今、言ったことはすべて可能性の話よ。運命は変化しているから、言ったとおりにならないこともある。その場合はあなたにはもっと相応しい方がいるということよ」
というようなアドバイスをしておけば、外れようがありません。
数ヶ月して占い師の言うとおりに見事復縁成功したら、
「すごい!当たっていた」
となりますし、
もし復縁できなくても
「運命が変化したんだな。きっと自分にはもっといい相手がいるんだ」
ということになり、あの占い師は良く当たるということになるのです。
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じゃあ、占いは「全部心理的な話術なの?」「当たらないの?」と思ってしまったあなた。
もちろん、すべてがそうではありません。
占い師の中には、バーナム効果を使った話し方をする人もいますし、あなたの信頼を得るために占い師自身のテクニックとしてこういった話し方をしている場合もありますが、心理的な要素で話しているのではなく、本当に占いのアドバイスをしている占い師もいます。
そういう場合、このようなバーナム効果の心理トリックとは違う点がいくつかありますので、占い師がはっきりと伝えている部分に注目しましょう。
「カレと復縁したいのなら、今年の5月しかチャンスがない。そこを逃したらダメ。カレの金星とあなたが良い角度になるから。一番いい日は5月16日、5月に入ったら、5月16日の付近で一度話したいと提案してみなさい。でも、くれぐれも4月中は動いてはダメ。カレが火星と凶角だから」
これくらいはっきりと、占いの手法に根拠を持って言える占い師なら信頼して良いでしょう。
本物の占い師なら、自分の占術に自信を持っています。あなたの疑問にしっかりと答えてくれ、心理学ではなく、本物の占いであなたの復縁を導いてくれるでしょう。
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