タロット占いにおける「死神」のカードの復縁の行方と捉え方
死や破滅を示す「死神」は、復縁にとっても当然凶報?!
復縁占いにおいて、その奥深さや信憑性の高さなどで人気の高いタロット占い。
復縁したい相手と思うように距離が縮まらない・・・
どのように元カレと接したら良いか分からない・・・
どのようなタイミングでアプローチすべきか分からない・・・
どのような悩みでも、ある程度の方向性や選択肢を示せるというタロット占いの特徴を活かし、復縁のアプローチに用いられている方も多いことでしょう。
そんなタロット占いに用いるタロットカードには、カード個々に様々な意味が込められており、過去記事「▼タロットで復縁を占おう!審判のカードが示す意味とは?」でもご紹介したように、前向きに捉えることができる良い結果のカードもあれば、総じて悪い結果として捉える必要があるネガティブなカードもあるのは言うまでもありません。
そこで今回ご紹介するのが、
見た目のイメージ的にも凶兆を示す「死神」(死)のカード
カードのデザインにも「Death」と書かれているように(マルセイユ版のタロットカードには記載なし)、大アルカナ22枚のカードのなかでも不吉な出来事を予兆するカードとして広く知られています。
大アルカナのなかでは13番目のカードで、この13番という数字自体も
タロット占いが活発な西洋では不吉な数値
(皆さんも映画「13日の金曜日」をご存知だと思いますが)
とされています。
ただし、タロット占いにおいては単に死神のカードが出てしまったからといって、全てにおいてネガティブと捉える訳ではありません。展開するスプレッドやカードの位置関係によっては、新たな再生や名誉挽回などを意味する場合もあるのです。
今回はこの「死神」のカードにスポットを当て、
このカードが意味する内容や示唆する予兆
そして復縁における留意点や、各スプレッドにおける捉え方などについてご紹介していきます。
実は、大アルカナのカードのなかには、死神以上にネガティブな結果を示すカードもありますので、死神だからといって落ち込むことのないよう、しっかりとその意味を理解するようにしましょう!
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死神のカードが示す意味と正位置と逆位置の理解を深めよう!
死神のカードが示す内容においては、一般的に
終焉や死の予兆、破滅、消滅、離散
など、物事の終結や存在の消滅などを示すカードです。
カードの図柄については多少の違いはあれど、一般的に馬に乗った死神(骸骨)が白バラの旗を抱えながら行進している姿が描かれており、馬の足元には人が倒れていたり、ひざまずいている子供、祈りをささげる司祭が描かれています。
これら絵柄が示す内容においては
1、馬の足元に倒れている人は死神の刑に処され終焉を迎えた人
2、祈りをささげる司祭は死神の刑に処されず復活が許された人
3、ひざまづいている子供も刑に処されず復活が許される
4、川向こうの丘の上から太陽がで始め、再出発の地を示している
このように、ネガティブな内容としては1の刑に処された人のみで、そのほかの絵柄については
挫折からの再生・再出発
といったポジティブな内容も記されているのです。
カードの捉え方においては、カードを配置した際に正面に向いている状態(正位置)であれば、上記でご紹介したような「物事の終焉や破滅、消滅」などを示すこととなり、逆さま(逆位置)で配置されれば、
新展開や再スタート・名誉挽回
を示す内容になるのです。
復縁占いにおいては、
正位置:1つの区切りとして破局を迎える・願いが成就せずに終焉
逆位置:新たな展開を迎える局面・別の人との再出発
などと捉えることができます。
正位置の場合、復縁アプローチが叶わないという捉え方もできますが、
復縁が叶わず辛い想いをしている心理状態の終焉
などと捉える場合もありますので、考え方や心理状態ひとつで様々な捉え方ができるのも、この「死神」のカードの特徴かもしれません。
ひとつの終焉を示すということは、新たな始まりを意味することでもありますので、長く復縁をアプローチしているが、
なかなか思うような結果が出ない
という状況でしたら、「残念ながら潮時なのかもしれない」という気持ちの準備のタイミングかもしれません。
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スプレッドによって示す内容が異なる点も影響力大!
もちろん、復縁の行く末を占うもタロット占いおいては、過去記事「復縁占いに活用できるタロット占い・スプレッドの種類と詳細」でもご紹介しているように、スプレッドが重要であることは言うまでもありません。
例えば、カード7枚引きのヘキサグラムスプレッドであれば、
・真上のカード:過去の状況
・右下のカード:現在の状態
・左下のカード:未来の状況
・真下のカード:現在の環境
・左上のカード:現在の本心
・右上のカード:対応策
・中央のカード:結論
を示すこととなり、特に左下の未来の状況を示すカード、右上の対応策、そして中央の結論において、死神のカードが正位置で配置されると、結論的にはあまり復縁に対してポジティブに捉えることができない状況となります。
もちろん上記でもご紹介したように、それが逆位置であれば捉える意味合いはまったく逆になりますが、自身の置かれている状況や相手の反応など、
実際の状況と照らし合わせて判断する必要
もあるので、出たカードを鵜呑みにするのではなく、自分自身の気持ちの整理と復縁したい相手の態度や状況などを一度整理してみると良いかもしれません。
また、ヘキサグラムスプレッドと同様、7枚引きのメジャーなスプレッドであるホースシュースプレッドでは
1:過去
2:現在
3:未来
4:行動
5:環境
6:障害
7:結論
それぞれの位置が上記のような内容を示しますので、未来や行動、障害や結論部分に死神のカードが正位置で配置されると、現状の復縁アプローチの見直しや、最悪成就の可能性が低く、元カレや元カノとの復縁をあきらめて新たな再出発を余儀なくされる、という判断になるのです。
このように、死神のカードは総じてネガティブなイメージを持ってしまう傾向にありますが、逆位置の場合はその逆で捉えるほか、展開するスプレッドや実際に置かれている状況に応じて、
ポジティブに捉えるか?、ネガティブに捉えるか?
の見極めが重要となるカードのひとつなのです。
一方、22の大アルカナのなかには、ポジティブに捉えることすらできない
最低気運のカード「悪魔」・「塔」
がありますので、また別の記事で改めてご紹介いたします。
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