復縁占い

タロット占いにおける「月」のカードの意味合いと復縁占いでの基本解釈

大アルカナNo,18「月(The Moon)」のカードの基本解釈

いよいよ22枚の大アルカナカードも佳境となってきましたが、今回ご紹介するカードは大アルカナカード19番目のカードとなるNo,18「月(The Moon)」です。
 
No,0の愚者で始まった放浪の旅は、紆余曲折を経てNo,21の世界まであと少しで到達するところまで来ましたが、このNo,18「月(The Moon)」においては、No,17「星(The Star)」からの流れで、
 
成功の象徴とされる、No,19「太陽(The Sun)」まで成長する
 
という何か感慨深いシナリオ性を感じます。
 
今回ご紹介する月(The Moon)のカードにおいては、月の女神や満月の夜空といったように、綺麗で美しいイメージが先行しがちであり、運気面において良好なイメージを持たれる方が多い傾向にありますが、タロットカードにおいては
 
定まらない状況や不安定な心
 
を象徴しており、月の満ち欠けによって時と状況は目まぐるしく変化することの示唆という見方がおおかたのリーディングなのです。
 
一見、ポジティブなカードなのか、ネガティブなカードなのか判断しにくい印象を与えますが、他の先述でも「満月は吉兆・新月は凶兆」と言われるように、月は常に満ち欠けを繰り返し、太陽と月の位置により見える形が変わることから、
 
はっきりしない中途半端な心理状態で出やすいカード
 
とも言えるでしょう。
 
カードの絵柄については後ほど詳しく取り上げてますが、この大アルカナ「月(The Moon)」に描かれる月の女神は、微笑んでいるどころか、眉間にしわを寄せて何か難しい状況に対処しているようにも見え、
 
パッと見の印象も決して楽観的ではない
 
ことは見て取れると思います。
今回は、そのような楽観視できない状況の暗示でもある月(The Moon)の基本解釈や捉え方、そして復縁占いにおける正位置・逆位置での判断などを具体的にご紹介していきます。
 
上記のように、自身の心理状態も
 
「復縁すべきか?しない方が良いか?」
 
を迷っている状況、もしくは確信が得られていない状態の暗示でもありますので、このような心理状態として自覚があるようなら、タロットが示唆する行動や心構えに従ってみるのもひとつの良策かもしれません。
 
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「月(The Moon)」の絵柄の意味と正位置・逆位置の捉え方

まずはカードの構図を見ていきましょう。
空には大きな月が昇り、犬と狼、ザリガニが月に顔を向けている姿が描かれています。

 

月に対して犬と狼は警戒して吠えていますが、水の中でしか生きられないザリガニは水面を這い上がろうとしています。
このように月の光はそれぞれに違った印象を与えていますが、全ての生き物は

 

月に対して挑戦している

 

かのようです。
水がないと生きられないザリガニが陸を進むことは無謀とも言える行為なのですが、ザリガニが陸地に這い上がろうとしているのは、これまで以上の恵みや幸せを得られるようにと行動しており、

 

チャンスを掴むためには、乗り越えなければならない試練があること

 

を言い表しているカードなのです。
また、それらを見ている月の表情は決して穏やかではなく、うつむき加減のため、
 
この先の道のりが険しいこと
 
さらに満月なのに三日月とも見えるのは、月の満ち欠けを表現しており、すべては一定ではなく、移り変わりやすい
 
不安定な状態
 
であることを象徴しています。
そのため、正位置の場合では

 

・進むべき道が見えずにおびえている
・不安になっているうちにチャンスを逃す

 

というようなネガティブな意味があり、逆位置では

 

・不安は徐々に解消されていく
・道のりは長いけれども、目標が見えてくる

 

というようなポジティブな意味が込められています。
どちらにしても迷いや不安があり、悩みやすい状況にあることを示唆していますが、一時の迷いや不安な時期と捉えて、目標を見失わずにいることが必要でしょう。

 

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復縁占いにおける「月のカード」の対処法とアプローチ

これまでご紹介してきたように、月のカードにおいては自身の心理的な迷いの暗示でもありますので、表面上は復縁したいと思っていても、深層心理においては
 

また喧嘩を繰り返すかも・・・
また浮気されちゃうかも・・・
他に素敵な人がいるのでは・・・

 

といった心理が働いているのかもしれません。
別れた原因にもよりますが、同じ過ちを繰り返したくないという自己防衛が働き、復縁したい気持ちはある一方で、また裏切られるかも?という警戒心や恐怖心もあったりするものです。
過去記事「▼物事の始まりと可能性を示す!復縁タロット占いにおける「魔術師」の捉え方」でご紹介した、「やる気」と「自信」で満ちた魔術師(The Magician)とは相対的に、月のカードは
 

迷いや不安の暗示
 

ではありますので、こうした状況において積極的に復縁アプローチをしても、言うまでもなく良い結果が得られなかったり、復縁したい相手との距離が縮まらなかったりで、
 

ますまず疑心暗鬼な状態に陥りやすくなる
 

ので、一度立ち止まって自分自身を見つめ直す時間を作ることも大切なのです。
時間が経ってしまうと、復縁できないかも…、連絡が途絶えてしまったら二度と会えないかも…というような焦燥感に駆られますが、過去記事「▼復縁成功の秘訣は冷却・絶縁期間を設けること?!」にもあるように、焦る気持ちを抑えれば、見えてくるものもありますので、ここはじっと我慢することが賢明です。
 

カードの絵柄にもあるように、念願成就までの道のりはまだまだ長い状態を示していますが、
 

進むべき道は一本。
 

今の不安定な状態は試練として捉え、自らが信じる道を諦めずに進むことで、次の太陽(The Sun)のカードに進歩する、すなわち運気が開けるという捉え方もできます。
運意が開ける具体的なタイミングは、さまざまなスプレッドを活用して推し量る必要がありますが、まずは
 

自身が自信と確信を持って行動できるようになること。
 

また迷いを払拭し、そのような心理状態になれることが何より大切ですので、その確認や自信が得られるまでは、安易な行動は控えたり、より慎重な復縁アプローチが好ましいという状況であることを認識しておくと良いでしょう。
 

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