小アルカナ「ワンドペイジ」は復縁の吉報を意味している?
ワンドスートの小姓「ワンドペイジ」が示唆する基本情報
今回ご紹介するタロットカードは、小アルカナの4つのスートのひとつ「棒(ワンド)」のペイジ(小姓[こしょう])になります。
ペイジってなに?
という方は、過去記事「▼小アルカナ「ソードペイジ」が示す復縁の可否と剣のカードが意味する本質とは」から見ていただくと、より理解が深まると思いますが、ペイジとは「騎士に仕えて雑用を務める給仕」のこと。
かつ、騎士見習いということで、
・これから物事が発展する
・人間関係が前向きに進展する
という捉え方をするカードのひとつです。
タロットカードは、皆さんも良くご存知のトランプと似たところがあり、トランプはハート・ダイヤ・クラブ・スペードの4つのスートで分類、それぞれのスートに1~10の数字+11~13の絵札で構成されるのに対して、タロットカードは
ワンド・カップ・ソード・ペンタクルのスート
1~10の数字+ペイジ・ナイト・クイーン・キングの計14枚
で構成されています。
トランプと異なるのが11番目のカードとなるペイジで、コートカードと呼ばれる絵札には、ピラミッドを背景とした砂漠に木の棒を持った若々しい青年が上を向いている姿が描かれています。
ちなみにワンドとはスペルとしては「wands」と表記するため、日本語読みするのであれば本来は「ワンズ」です。
西洋などで描かれる魔法使いが手に持っている魔法の杖は「Magic wands」(マジック・ワンズ)と記されるので、タロットカードにおけるワンドスートは
棒ではなく杖
と表した方がしっくり来るかもしれません。
そんなワンドペイジですが、カードの絵柄にも示されるように、
好奇心旺盛な青年が期待を胸に旅立とう
としている姿が特徴的で、カードが示す意味合いとしても物事の始まり・関係性の発展などを意味する前向きなカードです。
もちろん、それは正位置での捉え方で、逆位置の場合はまた違った捉え方をしますが、
正位置では概ねポジティブな判断となるカードです。
今回は、そんなワンドペイジにおける復縁占いでの捉え方と、それに基づいた復縁アプローチの方法にフォーカスし、様々な留意点などをご紹介していきます。
占術としては、例えば「ヘキサグラムスプレッド」での展開法において、未来の状況を示す位置にワンドペイジが正位置で展開されれば、
近い将来で復縁できる可能性が見出せる
という判断ができるのがワンドペイジのカードです。
そんな、ワンドペイジのカードの捉え方について詳しく見ていきましょう!
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正位置での判断は関係性の進展!?ペイジのごとく積極チャレンジ
トランプにハート・ダイヤ・クラブ・スペードのスートがあるように、タロットカードにもワンド・カップ・ソード・ペンタクルの4つのスートがあることは先述したとおり。
トランプの4つのスートはそれぞれ
・ダイヤ(赤):昼・夏
・ハート(赤):昼・秋
・スペード(黒):夜・冬
を示しているように、
・ペンタクル=ダイヤ
・カップ=ハート
・ソード=スペード
に相当します。
言うなれば、ワンドペイジは「クラブの11」に該当するカードです。
また、それとは別にタロットカードのスートは、西洋占星術などにも用いられる「火・地・風・水」の4つのエレメントの概念も持っており
ワンドスートは火のエレメントに属すカード
となるのです。
火のエレメントは情熱や行動力・活力を示しており、そういう点で「ワンドペイジ」は、火のエレメントスートであることと、ペイジという新しい展開への希望や期待に満ち溢れるという
全てにおいて前向きなポジティブカード
であるということが窺えます。
もちろんカードの捉え方としては、上述のとおりスプレッドによって様々な判断の仕方がありますが、時間軸で捉えるヘキサグラムスプレッドのような展開法でも、スリーカードのような相手の気持ちを捉える展開法でも、いずれも復縁に対してポジティブである以上、
積極的な行動とアプローチが復縁成就に結びつく
と捉えることができ、積極チャレンジが吉報となる可能性が高いと判断することができます。
ワンドのスート自体は「春」を示していること。かつ情熱を示す火のエレメント、そして希望満ち溢れた若者の情熱や行動力を示していること。
あらゆる面において復縁成就の後押しとなるカードとして捉えることができるでしょう!
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復縁成就の可能性を左右するタロット占い・小アルカナ編
逆位置での展開に要注意!自身の迷いが元恋人の失望に繋がるかも?
一方、トランプにはないタロット占いの概念「逆位置」について見ていきましょう。
逆位置につきましては、復縁占いに関する質問集~Q&A「▼逆位置が出たときはどう解釈すればいいの?」でも軽く触れておりますが、
すべてにおいて正位置と逆の判断をするわけではありません。
ただし、正位置がポジティブであれば、逆位置がネガティブであることは変わりません。
ワンドペイジにおいては、先述のとおり正位置が情熱であったり行動力といったポジティブな判断になるのに対して、逆位置では
迷い・将来への恐れ・空回り
といったネガティブな捉え方をするのが一般的。
正位置では「未知なる冒険への期待感や情熱」といった前向きさを示唆していたものが、逆位置では「未知なる冒険への恐怖や期待感の後退」といった判断となるため、復縁アプローチにおいても
迷いが生じている心理状況を示すカード
となってしまいます。
他にも、迷いが生じているなかでの復縁アプローチでは、
元恋人へ「復縁したい」という気持ちの真意が伝わらず
「なんで連絡してくるのかな?」と疑念を抱かれてしまったり、冷たくあしらわれてしまって失意してしまう・・・なんてことも起こりうるかもしれません。
いずれにせよ、自信がない状態で元恋人に復縁を迫っても、空回りするばかりで良い結果が得られるはずもなく、
惨敗という結果が見えている
といっても過言ではありません。
このように、ワンドペイジには火のエレメントならではの情熱や活発性が示される一方、その逆は失意や空回りといったネガティブな要素も持ち合わせています。
正位置が良い知らせであれば、
逆位置は悪い知らせを示唆するカード
ではありますので、展開するスプレッドが示唆する時系列をしっかりと理解し、「正位置であれば積極性を持った行動を!」、「逆位置であればアプローチのタイミングを少し待ってみる」など、冷静に判断する必要があると言っても過言ではないでしょう。
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